最終更新日 2022-08-03
- 最初に
BRM等では参加者がコースを完走した場合、多くの場合主催者側は参加者から提出されたレシートや撮影された写真などで確認を行っています。
この認定前の確認では、参加者はこれまでスタートからフィニッシュまでの間、主催者が公開提供するキューシートやオンラインマップ等から走行ルートを確認、またデータのダウンロード等でGPS器材などに流し込んで走行、指定されたPC(有人チェックや店舗通過でのレシート証明など)や通過チェックポイント(フォトチェックなど)、シークレットポイントなどを正確に通過し、フィニッシュでは主催者側スタッフに提示、確認を受けるというスタイルで行い、今でも主流です。
また新型コロナウィルスが日本国内に入ってからは「N2BRM」方式が導入され、Googlefoam等で写真などの提出(参加者と主催者、また相互間で非接触のため)して、各参加者が正しくコースを走行したか、出来たかを確認するようになってきました。
2022年8月現在、日本国内での感染は第7波となり、最初の頃とは人流の動きも異なってきてはいますが、終息はまだ見えていませんので、N2BRMは継続して認定走行では使われています。
これらのこととも含め、今後も非接触でのリザルト処理は続くと考えられます。
この後で記述していますがACPのルールも変更(コロナのパンデミックの影響もある)されたこともあり、AJ広島ではAJ広島が指定する「電子的通過認証」を使って参加者は走行し、主催者へはオンラインリザルト提出で走行や通過ポイントの証明の確認を行うこととします。ただこの電子的通過認証は、当面は希望する方のみとし、従来の方法も平行運用することとします。また、AJともその方法については密に連携していきます。 - 「BRM 等での「電子的通過認証」とは(経緯)」
『2021 年に、ACP の BRM Rule(https://www.audax-club-parisien.com/en/ourorganizations/brm-world/#rules)が改定され、PC 通過の証跡として QR コード読み取りなどの電子的手段、GPS トラックなどが利用できるようになった。』
これに伴い、AJ 理事会において「AJ/BRM 規定」「AJ Permanent 規定」についても同様の変更を行う検討を行い改定案を作成、2022 年 1 月 7 日(金)~1 月 19 日(水)0:00 の期間内に各主催者の電磁決議を行ったうえで、異議は出ず可決された。』 - 現状について
2.の項『 』内の経緯で電子的手段での証跡の利用が可能にはなりましたが、日本国内での実際の BRM 等での運用面では AJ サイトでもまだ具体的にその方法が示されておらず、早期に何かの手段が示されることを期待しているところです。 - AJ 広島 Permanent での「電子的通過認証」の試み(参加者の任意項目です)
AJ からの具体的、詳細な手法、ルールなどは現状では示されていませんが、Permanent の場合は一度の出走者が少ないこともあって「電子的通過認証」の試行も容易との判断、「従来の認定に至るまでの方法も平行運用することで、参加者への不利益が生じないことなどの条件下で「電子的通過認証」を試みで取り入れての認定への運用を受け入れる。」旨を AJ から受け、項目5.以後で示す方法で当面(2022 年度~終了年度は未定)実施することとします。
※N2BRM方式もある面では電子的通過認証ということもできそうですが・・・ - 従来型(AJPermanentの場合)の認定方法
項 目 方法など 備考 参加申し込み スポーツエントリーなど 主催者ごとで方法が異なる。 出走期日
各証明書類主催者にGooglefoam等で個別に連絡、変更申請など 主催者ごとで方法が異なる。
Googlefoamなど出走 ※主催者は、参加者にブルベカードを郵送する。
参加者は出走当日、車検等を実施(写真撮影)し、完走時に主催者にGooglefoam等で個別にアップする。
※参加者はブルベカードを携行して走行する。主催者ごとで方法が異なる。
GooglefoamなどPC通過 指定された場所で参加者が実施(写真撮影等)し、完走時に主催者にGooglefoam等で個別にアップする。 主催者ごとで方法が異なる。
Googlefoamなどフィニッシュ 指定された場所で参加者が実施(写真撮影等)し、完走時に主催者にGooglefoam等で個別にアップする。
※完走した場合は、ブルベカードに必要事項を記入し主催者に返送する。主催者ごとで方法が異なる。
Googlefoamなど完走確認 主催者は、参加者がアップした(送信された)完走データを確認し、データに問題がなく完走が確認された場合は、サイトにそのことを書き込む。ブルベカードは、AJ認定が完了し認定シールがアップされるまでは一時的に保管管理する。 認定 毎年度11月に主催者がAJに認定申請を行う。
AJ担当者は各主催者からの申請を審査し、認定番号と認定シールを発行する。その後、主催者は認定シールをブルベカードに貼って参加者に返送する。
以上で年度の一連の流れは終了となる。 - 電子的通過認証(AJ広島Permanentの場合)の認定方法
※従来型と方法を異にする部分は赤文字表示(具体例は、ページ下で紹介します。)項 目 方法など 備考 参加申し込み スポーツエントリーなど 主催者ごとで方法が異なる。 出走期日
各証明書類主催者にGooglefoam等で個別に連絡、変更申請など 主催者ごとで方法が異なる。
Googlefoamなど出走 ※主催者は、参加者にブルベカードを郵送する。
参加者は出走当日、車検等を実施(写真撮影)し、完走時に主催者にGooglefoam等で個別にアップする。
※参加者はブルベカードを携行して走行する。(電子的通過認証でも同じ)
★参加者は、これから走るコースの軌跡(トラックデータ)を収集するため、個人所有のスマートフォン等で軌跡(トラックデータ)が収集できるソフトを立ち上げる。スタートからフィニッシュするまでは連続的にデータを収集して走行する。
★スタート地点のポイントを起動中のソフトに登録する。
★スタート地点では、自転車の車検及び走者に義務づけられたウェア-類の写真も併せて写真撮影する。あわせて、スタート時間を証明できる写真も撮影し、上記で登録したポイントに関連付けを行う。
※操作に慣れている人の場合は、スタート時点で撮影した写真は起動中のソフトに関連付けを行う。時間的に余裕がない等の場合はフィニッシュ後に作業を行う。主催者ごとで方法が異なる。
GooglefoamなどPC通過 指定された場所で参加者が実施(写真撮影等)し、完走時に主催者にGooglefoam等で個別にアップする。
★参加者は指定されたPC到着時起動中のソフトを起こし、まず通過点のポイントを登録する。そしてそのポイントの写真を撮影、関連付けを行う。以後フィニッシュまで同じことの繰り返し。主催者ごとで方法が異なる。
Googlefoamなどフィニッシュ 指定された場所で参加者が実施(写真撮影等)し、完走時に主催者にGooglefoam等で個別にアップする。
★参加者は指定されたフィニッシュに到着時起動中のソフトを起こし、まず終点のポイントを登録する。そしてそのポイントの写真を撮影、関連付けを行う。時間の証明も忘れないこと。
★スタートからフィニッシュまでの各点での必要写真などに問題がなければ、起動中のソフトを終了させ保存する。
※完走した場合は、ブルベカードに必要事項を記入し主催者に返送する。
★参加者は、主催者に完走確認を受けるため走行中にスマートフォン等で得たトラックデータ(写真も含む)をオンラインマップ(主催者がしていするものに限る)にアップロード(限定公開で一時的に公開)し保存する。
主催者には、限定公開のURLをメール等で送信し完走の確認を依頼する。主催者ごとで方法が異なる。
Googlefoamなど完走確認 主催者は、参加者がアップした(送信された)完走データを確認し、データに問題がなく完走が確認された場合は、サイトにそのことを書き込む。ブルベカードは、AJ認定が完了し認定シールがアップされるまでは一時的に保管管理する。
★主催者は、参加者から送られてきた走行軌跡(写真も含む)のオンラインURLサイトで、正しくルートをトレースしているか、ショートカットはしていないかなどをGooglefoamでアップされたデータとも比較しながら審査を行う。
審査の結果に問題ない場合は、参加者に連絡を行うとともに、さいとにそのことを書き込む。認定 毎年度11月に主催者がAJに認定申請を行う。
AJ担当者は各主催者からの申請を審査し、認定番号と認定シールを発行する。その後、主催者は認定シールをブルベカードに貼って参加者に返送する。
以上で年度の一連の流れは終了となる。 - 電子的通過認証で最低必要なもの
☆スマートフォン(スマホの予備バッテリー携行がベスト)
☆トラックデータを記録できるソフト(アプリ)
推奨アプリ カシミール『スーパー地形』 有料 780円/年
(アップルストア・グーグルストアからダウンロード)
☆完走後の確認申請時のトラックデータアップ先
推奨ソフト RIDE WITH GPS
※各ソフト(アプリ)類の操作は、事前に身近な場所等で慣れておくことが重要です。 慣れてしまえば特に迷うようなこともないと思うんですが、出走当日に不慣れな場合は気持ちが焦り、安全上も好ましくないので十分な準備をお願いします。 - 実際に使った場合の紹介(一例)
- 電子的通過認証を実際に使うとして・・・
ここまでの説明で十分理解を得られたかといいますと、「なんか難しそう・・?」、「アプリで有料版でお金がかかるの・・?」、「Googlefoamでもリザルト申請するの・・?」などなど多数の意見がありそうですし、そうですよね。と主催者側もある面認めるところです。
どの程度BRM等、Permanentなどに参加しデータの収集を行うかなどでも有料アプリの利用なども左右されると思います。結論としては!!・実際に使い始めれば、いとも簡単に走行中にデータの収集などが行えます。慣れることです。
・全ての参加者に「電子的通過認証」を強制するものではありません。協力できる方のみにお願いします。
・「電子的通過認証」のみで認定を現時点で行ってはいないので、若干データ収集での作業量が増えます。
・「電子的通過認証」の方法が完全に確立されているわけではないので、ご協力頂いた皆様からは今後に多くの参考となる所見を得て、統一されたシステムなどが公開されたら反映されると思われます。
・今回の実例紹介では、推奨アプリ カシミール『スーパー地形』 有料 780円/年(アップルストア・グーグルストアからダウンロード)と確認申請時のトラックデータアップ先 推奨ソフト RIDE WITH GPSを使って紹介していますが、その他の公開ソフト(アプリ)で同様なデータ収集や認定でのトラックデータのアップソフト(アプリ)があれば、主催者側が内容を確認できる場合は受け入れる方向性です。その場合は、利用方法等をお伺いする場合もあるでご協力頂きますようお願いします。